そしてゴミとして出す

モトツマの衣類を、毎日一点以上、ゴミに出すようになって3日目。衣類を肌で温めないように、いま好きな人に対する浮気にならないように。涙を流さないように。あまり思い出さないように。
私がモトツマの振る舞いを見て判ったように、いつか私も昔のいいこと悪いこと、いっぺんに心身から迸ってしまうかもしれない。それが病的であろうと、単なるウッカリであろうと、出てきてしまうかもしれない。
ちょっとなら許せ、私の妻になってほしい人よ。そして、私のそれが目に余るようであれば、必要に応じて私を殺してください。