コマ大が無い

教育に関するいかなる調査でも底辺にランクインすることでお馴染みのわが宮城県には、国際エミー賞にノミネートした番組など届かないということが私にもわかりました。
「ラジカントロプス2.0」というRFラジオ日本の番組をポッドキャストで聞くのが三度の間食より好きな私が、昨日は吉田さんというイーストの偉い人の回を拝聴しました。つのだ☆ひろさんを匿名ドラマーとして従えてボーカルを執ってメジャーデビューしたというアホ自慢の後、吉田さんはコソバユイ話をなさいました。どうやら私が見たことがあるテレビ番組を、それを作った苦労と喜びに関するトークであったようです。
ビートたけしさんのイキイキとした様子を楽しめる「(略)コマネチ大学(略)」という素晴らしい数学番組をフジテレビさんとイーストさんで作っていて、低予算なのに長持ち、切れ味鋭く、海外からの評価も高水準なんだそうです。
Wikipediaで見ると、日本の半分位の地域では「コマ大」見られるんですね。一方わが県下は、大人も子供も数学を楽しめる「コマ大」というチャンスを得ていません。
吉田さんのトークWikipediaの記事に照らして、どうやら私の記憶は確かだとわかりました。確かに私は「コマ大」を見たことがあります。おそらく主張先のホテルで見たのでしょう。
浅野元知事や村井知事*1は、どうしてこういうところにお金を使わないんでしょう。どうして箱モノを作って教育に満足できるのでしょう。若い子の教育のためには、大人が家庭を変えなきゃいけないのです。家庭を学べる場に変えなければならないのです。

ぎゃくに浅野さん、どうしてエルヴィス活動を東京テレビでやらないんですか。「シローと夢トーク」、全国規模で展開したなら、分かってくれたお客様は多い筈です。
大人が何をしているのか、子供は大人の背中を見ています。定例記者会見で話す人の背中は見えません。
深夜テレビを見る父ちゃんの背中や、課外の宿題に取り組むママの背中を子供は見ています。
大人が好むものを子供も好むのです。奨学のための財団の解散やら高校同窓会の統合などのゲームを尊ぶ宮城の大人の行政を、子供はしっかり見ています。
村井知事も、すっかりみやぎのおっさんになってしまいましたね。

*1:宮城のほうの村井知事。