『ピロティ』

ピロティ

ピロティ

これも佐伯一麦さんの著作。氏の電気工時代に見聞した、集合住宅の管理人さんたちがモチーフになった作品。
一人芝居のような文体。さっと駆け抜けた一日。

管理人さんって、こんなに休む間もないのか。大変なのだなあと思う。

丘からの鳥瞰。ピロティ。日陰。住人が言葉を交わす空間。そして気軽に声を掛けられる管理人さん。

そういう賃貸マンションに住みたかった。15年前に私が住んでいた所とは、ずいぶん違うなあ。