白い白馬のM嬢

小学生の頃、私にはMという名の聡明な女友達がいた。彼女は「白い白馬に跨がって云々」という戯れ歌をこよなく愛し、毎日のように唱えていた。

彼女は、夢見たであろう白馬の王子様に出逢えただろうか?

彼女とは永い間、年賀状だけは交換していたが、そのことは尋ねていない。

私は結婚はしたものの、誰かのナイトになった気がしない。

失った前妻もパートナー、今となりでスースー言ってる妻もパートナー。

妻にお姫様感は無い。(ご主人様感ならあるが)

小学生だったM嬢、子供の頃はどんな夢を抱き、大人になってどれだけ叶えられたか。
また子供の頃に想像しなかった大きな人生の広がりを得られただろうか?