解散

 何が解散なのかと。
 患者としての私らにとっては、法案の破棄はかなりの成果といえる。だが、擦れ違っている。
 郵政が俎上にてメインだということが間違いだ。これで沢山の人のココロが傷ついた。対極にあるといえる世襲局長のコミュニティなど、これこそ滅ぶべきだ。奴らこそが「民営化」にて税金で太るのだから!
 郵政を考えることを最優先する内閣こそ、もっとも解散に相応しいものだった。クールビズは正しい。しかし、疾風怒濤の泡沫新党や瞬間内閣に比べ、前首相のエピゴーネンはノンベンダラリと如何なる時間を過ごしてきたか。
 死屍累々と折り重なる戦士を優遇してぎうぎうに押し込め、その命の雫を我が物顔で湯水のように浪費する醜い先達よ。自らの豪華に焼かれ、戦士や文民、「軍属」たちによって永久に笑われることの恥ずかしさを知るのは、まだ先のことだ。油断するのがいい。